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ゼロから独自商品を生み出す
スモールメーカーの製品開発ノウハウ
JNEWS会員配信日 2016/2/16

 アマゾンのようなeコマースサイトでは、これまでに無いユニークな商材を求める傾向が強くなっていることから、eコマースの主役は小売業者からメーカーへと次第にシフトしていくことが予測できる。

米国で起業されているスモールメーカーが製品開発をする手順としては、まず、製品のアイデアやイメージから簡単な図面を作成する。次に、製品の機能が技術的に実現可能なのかを検証して、3次元のCADソフトなどで立体的な設計を行っていく。パーツ単位での設計が終われば、プロトタイプ(試作品)を制作、動作テストなどを繰り返して信頼性が高まれば、クラウドファンディングサイトで商品化を支援してくれる出資者を募集する、という流れになる。

キックスターターのルールの中でも、支援者にプロトタイプが見せられる段階になるまではプロジェクトを立ち上げられないことになっている。

■Our Rules(kickstarter)
  https://www.kickstarter.com/rules/

商品の製造については、部品を調達して自社で製作する方法と、外注先の工場を探して、すべての生産工程を委託する方法の2種類があるが、いずれも、最近は中国の業者を提携先としているケースが増えている。

中国パートナーの見つけ方としては、中国で開催される貿易商談会などに出かけて信頼できる業者を見つけるのが良いが、中国マーケットプレイスの「アリババ(Alibaba)」も活用されている。アリババを検索すれば、該当の部品を提供できるサプライヤーや、生産委託が可能な工場を見つけ出すことが可能だ。

■Alibaba.com
  http://www.alibaba.com/

ただし、実際の製造工程では、設計段階のミスが発覚したり、委託先の工場で生産された製品の品質が悪いなどのトラブルが生じることも多く、商品を予約注文してくれた顧客への納期が遅れるケースも少なくない。スモールメーカーが、満足度の高い独自商品を生み出すには、設計の段階と生産工程の両方で高いノウハウを蓄積していく必要がある。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●ベンダーエクスプレスを活用した販路開拓
 ●アマゾン活用によるスモールメーカーの商品ブランド構築
 ●ネット販売の主力コンテンツになる商品ビデオ
 ●企業と動画クリエイターの仲介ネットワーク
 ●米国で起業するスモールメーカーの製品開発ノウハウ
 ●モノ作り起業を支えるメーカースペースの役割
 ●世界に広がる地域工房ネットワークの形態と特徴
 ●膨大な再生回数を稼ぎ出すアンボクシングビデオの効果と収益
 ●商品の価値変動を捉えた検索サービスとeコマースの価格政策
 ●円安メリットを活かしたアマゾン輸出による転売ビジネス動向
 ●製造業の枠組みを変革するメイカーズムーブメントの本質
 ●スモールメーカー起業の選択肢に浮上するDIYキット開発
 ●アマゾンのバックヤードを活用したショールームショップ開業法

この記事の完全レポート
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