起業家のための成功法則
  
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  YouTubeへのビデオ投稿で広告収入を稼ごうとする「ユーチューバー」が増えているが、そこから一歩踏み込んだビジネスモデルで成功する起業者が登場している。彼らの特徴は多数の視聴者を集めて、そこから独自の有料サービスへと誘導することで共通している。
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ビデオ投稿を足がかりにした
新たな起業スタイルと収益モデル
JNEWS会員配信日 2013/9/6

 YouTube へのビデオ投稿は、数千、数万人という規模の視聴者を集められるのが魅力だが、それだけでは、安定収入のビジネスにはならないため、YouTube は“集客の場”として活用して、そこから+αの収益モデルを構築することが大切だ。

具体的な仕組みとしてわかりやすいのは、YouTube に無料のビデオを公開することで、有料のDVDやストリーミングサービスへと誘導することである。

Ekhart Yoga TV」というチャンネル名で、ヨガのトレーニングビデオを 300本以上投稿しているのは、オランダにある「Ekhart Yoga」というヨガスタジオだ。もともとは、アイルランドに住んでいたオランダ人のヨガ講師が、2008年からレッスンの短編ビデオを YouTubeに投稿したところ、2千万回を超す再生があり、2011年からは、レッスンのビデオ撮影を専門としたスタジオの「Ekhart Yoga」をオランダに戻って立ち上げている。

無料の短編ビデオを見て、ヨガを本格的に始めたいと思った視聴者は、同スタジオの有料コースに申込み、1本あたり20分〜50分間のビデオを見ながら、自宅でヨガの基本ポーズから上級レベルのトレーニングまでをすることができる。

各種のレッスンビデオは、1本単位でダウンロード購入することもできるが、月額12.50ユーロ(約1,600円)、または年間120ユーロ(約1.5万円)のサブスクリプション契約で、すべてのビデオが視聴できるコースへの加入が推奨されている。



《無料ビデオ→有料ビデオへの誘導モデル》

 

 ビデオ投稿をキッカケとして、起業のチャンスを掴む人も出始めている。美術大学の学生だったベトナム系の米国女性は、美容に関する知識を独学で勉強して、化粧品の選び方や、メイクアップの方法などを解説したビデオをセルフ撮影して、2007年から YouTubeへ投稿しはじめた。すると、1週間で4万回以上の再生があり、メイクアップアーティストとしてのキャリアをスタートさせることになった。

ビデオでは、自分自身がモデルとなり、ノーメイクの状態(すっぴん)から、メイクが仕上がるまでの過程を見せながら、各メーカーの化粧品の使い方をアドバイスするスタイルが大人気となり、現在までに7億7千万回の合計再生回数、470万人のチャンネル登録者を獲得するまでになっている。


この記事の核となる項目
 ●YouTubeへのビデオ投稿を収益化する方法
 ●YouTubeの広告分配モデルについて
 ●YouTube広告収入による成功者の実態
 ●広告収入に頼らないオンラインビデオの収益モデル
 ●ビデオ投稿からスタートする起業と収益モデル
 ●オンラインビデオの収益化を支援するプラットフォーム事業
 ●コストを抑えたハウツービデオ制作会社の舞台裏
 ●中小向けオンラインビデオ受発注の仲介ビジネス
 ●オンラインタレントの効率的な斡旋ビジネス
 ●定期購買で高収益を持続させるサブスクリプションeコマース
 ●スキルシェアリングによる労働市場のセカンダリーマーケット
 ●自分の専門知識を収益化するオンラン副業プラットフォーム


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