ユダヤ人は、イスラエルに祖先のルーツを持っていて、ユダヤ教を信仰している人達のことを指し「ジューイッシュ(Jewish)」とも呼ばれている。米国でジューイッシュに該当する人は約2%、その中からは優秀な人材が多数登場している。 (JNEWSについてトップページ
経験に裏付けされたユダヤ系ビジネスマンの知恵と人脈形成

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JNEWS会員配信日 2012/8/24

 欧米ではユダヤ系の人々にも成功者が多い。「ユダヤ人」という国籍や人種の明確な定義があるわけではないが、イスラエルに祖先のルーツを持っていて、ユダヤ教を信仰している人達のことを指しており、米国では、彼らのことを「ジューイッシュ(Jewish)」と呼んでいる。米国民でジューイッシュに該当する人達は2%と言われるが、その中からは優秀な人材が多数登場している。

デル・コンピューター創業者のマイケル・デル氏、グーグルの共同創業者のセルゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ氏などもジューイッシュとして知られている。

相手がジューイッシュとわかっても、特別な気を遣う必要は無いが、彼らは「安息日」を非常に大切にする習慣があるため、休日に仕事のアポを入れるようなことはタブーである。また、ユダヤ教の中には「KOSHER(コーシャ)」と呼ばれる食材や調理に関する規律があるため、米国のスーパーにはコーシャ専用コーナーが設けられていることもある。

たとえば、コーシャの規律では、精肉は完全に血抜きされた肉でなければ使ってはいけないことになっている。これは、肉の血液に悪い菌が繁殖しやすいことが理由で、衛生的にも理にかなっている。そのため、ジューイッシュに限らず、安全でヘルシーな食品を求める消費者に向けた「コーシャ認定食品」が注目されるようになり、日本にも認証制度が上陸している。その対象は、食品の他に、医薬品や化粧品、衛生用品などにも及んでおり、その辺りにもユダヤ商法の上手さが垣間見える。

コーシャ食品を認証する各国のマーク

また、子育てについても、ユダヤ人は独自の教育方針を持っており、ユダヤの母親たちは「ジューイッシュ・マザー」と呼ばれている。ユダヤの家庭は、教育に熱心なことで知られており、ハーバード大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学などのエリート大学では、ユダヤ系の学生が3割近くを占めているほどだ。また、医師や弁護士になる人の中でも、ユダヤ系の割合は高い。

そんなジューイッシュ・マザーの教育スタイルは、意外にも寛大だ。強制的に勉強をさせたり、叱ったりはせずに、子どもの興味や好奇心を引き出すことに長けていることから、我が子の創造力を高めるための教育法として、日本でも注目されるようになってきている。

【在米ジューイッシュ達の人脈形成術】

 米国在住ジューイッシュの人々には、ホワイトカラー職が多く、財力があることで知られている。彼らは宗教、教会を通じてコミュニティを形成している他、各地にあるジューイッシュの交流団体などで実践的な活動をしていることが多い。
定期的に勉強会を実施して、成功者の実例や手法を聞くという方法だ。

「Yes To」というヘアケア用品の会社を立ち上げて成功した Ido Leffler氏は、オーストラリア人でイスラエルに住み、米国に移住して起業したという経歴を持つ。

イスラエルに住んでいた頃に、女性の友達を集め、グローバル市場で成功すると思う商品を調べてくれるように頼んだ。女性たちはヘアケア商品が有力だとした。
米国内のヘアケア用品の内容や、顧客の不満を調べると、パラベンなどの保存料が含まれていることや、化学薬品への懸念が強いことが分かった。そこでイスラエルの自然派に納得してもらえるシャンプーを探しだし、米国で販売することで成功を掴んだ。

いま同社の製品は、世界で30ヶ国、30,000の店舗で販売されているが、次に新商品として準備しているのは、老化を防ぐ効果のあるアンチエイジング製品とのこと。

Yes To

ジューイッシュの人々は、「知識は他人に奪い取られない資産」と考えており、生涯を通して勉強熱心であることが知られている。学生時代に優秀な成績を収めることが、その後に、ビジネスの成功や財力を持つことに繋がるという経験則から、米国内にある多くのジューイッシュ・コミュニティでは、大学で学ぼうとする優秀な若者に、奨学金を与えることも積極的に行っている。これも「若者への支援=投資」という考えで、将来の有望な人脈を育てているのだ。

《ジューイッシュ系奨学制度と人脈形成》

その例として、「メトロポリタン・シカゴ・ジューイッシュ連盟」は、シカゴ地域にあるユダヤ系企業などからの寄付により、年間 370万ドル(約3億円)の資金を集めて、それを身体に障害のあるジューイッシュの支援や、学生への奨学金として活用している。シカゴの人口は 約290万人だが、その中でジューイッシュの割合は、30万人、金融業や不動産の仕事に就いている人が多いと言われている。

メトロポリタン・シカゴ・ジューイッシュ連盟

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