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知財社会を担うサラリーマン技術者が 独立起業を果たす道 |
written in 2005/02/20
技術者や研究者の起業は、営業職のサラリーマンよりも難しい。いくら自分の技術力に自信があっても、その技術を商品化して販売するところまで落とし込めなければ売上が成り立たないためである。大手メーカーをスピンアウトして研究開発型のベンチャー企業を興すケースも最近では増えているが、かなり具体的な営業戦略や販路の見通しが立っていなければ、売上が得られる前に研究開発の資金が尽きてしまう。
その一方で、青色LEDの発明者、中村氏のようにサラリーマン生活から足を洗って成功する技術者も出始めている。もちろん実力があってこその話だが、サラリーマン技術者の中には、優秀な研究成果を収めながらも安い給料のままで働き続けている人達が少なくない。しかし、彼らにも独立起業の道筋があって良いはずだ。
技術者は自分の研究成果を「特許」として取得し、その使用権を企業にライセンス販売することができれば巨額の富を得られる可能性を秘めている。しかし、売れるかどうかわからない特許(しかも出願から取得までに長い時間がかかる)の収益だけをアテにしていたのでは、毎月の生活費を稼ぐことすら難しい。では、どんな視点を持って研究活動に取り組めば、独立起業の道が見てくるのかを考えてみたい。
(起業家のための成功法則一覧へ)
●商才に長けた個人発明家が築いた収益モデル
●権利の取得より売ることが難しい特許ビジネスの盲点と採算性
●個人発明家の研究活動を支援するための関連市場について
●発明のアイディアを図案化するサービス
●発明の評価から契約交渉までを行なう発明家支援サービス
●個人発明家から受託研究会社へと発展させるシナリオ
●メーカーの商品開発を受託する研究会社のビジネスモデル
●大学の研究資産を民間企業へと仲介するTLO事業の仕組み
●“技術”を商品として独立していくITエンジニア達の稼ぎ方
JNEWS LETTER 2005.2.20
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