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小売業者向け
共同仕入れネットワークのニーズと問題点
written in 2001.5.27

 小売業者にとって「商品の仕入れ」は永遠に追求していかなければならない商売のノウハウである。急成長している量販店やチェーンストアーでは、各分野別に専門のバイヤーを育成して、国内に限らず、世界中のメーカーや問屋からの魅力的な仕入れルート開拓に力を注いでいる。

一方、中小の小売業者とえば、新しい仕入れノウハウの開拓に熱心とは言い難い。二代目経営者の中には、先代から何十年来の関係がある卸業者からのみの仕入れに依然と頼っているケースも少なくない。しかし地元商店街の衰退など、状況が深刻化していく中では「何か手を打たなければ」と焦る経営者達もいる。

小さな小売業者が“仕入れの力を強化する”ということは「仕入れ業者との交渉力を持つ」ことを意味する。その具体策としては、零細業者が単独で交渉するのでは力が弱いために、複数の小売業者が結集することにより1回の仕入れ数量を大規模化することで、メーカーや卸業者に対して、大手量販店に負けないだけの“仕入れ交渉力”を持とうとする動きは古くからある。つまり「共同仕入れ」の仕組み作りだが、その成果はどこもあまり芳しくないようだ。


この記事の核となる項目
●共同仕入れが難しい理由とは…
●共同仕入れネットワークの現状と仕組みについて
 ・フランチャイズチェーンの組織構造
 ・ボランタリーチェーンの組織構造

●有望なB-to-B型共同購入の視点
●団体メリットを生み出すための正しい合同購入ビジネスの方向性


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JNEWS LETTER 2001.5.27
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