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売上変動の誤差を修正する 平均移動法の考え方
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written in 2000.5.12
商売における売上高には必ず波がある。小売業ではゴールデンウィークや夏休み期間となれば平常時よりも売上が若干低下するのが一般的だが、これは例年通りの現象であるため特別に心配することはない。一方、景気動向や商品ライフサイクルの衰退傾向によって売上が徐々に低下していく場合には注意が必要だ。気が付いた段階で何らかの対策を施さないと売上下落に歯止めがかからない。
そこで、商売人としては日々の売上変動の中から「本物の波」を見抜くノウハウが必要になる。特にネット上のオンラインショップでは季節的な売上変動の他に、他サイトからリンクされたりメールマガジンでスポット的に紹介される等によって突発的にに売上が上昇することがある。その波が継続して上向いていくのか、一時的なものに過ぎないものなのかによって仕入れ計画も変更していかなければならない。しかし、ここで判断ミスを犯すと販売チャンスを逃したり不良在庫を抱えてしまうことになる。
毎月の営業実績を均一に把握する方法として銀行業界では「平残(平均残高)」という指標が使われる。各営業支店の実績は預金残高と貸出残高で表示されるが、一日の中で大きな預金や融資の案件が発生すると日々の残高動向が大きく変化してしまうために時系列の実績推移が読みにくくなる。そこで直近30日間の残高平均値を毎日算出してその動向を分析していく。これと同じ手法が株価分析でも利用される平均移動法と言われるものだ。この法則は小売店の売上変動にも応用することができる。
●売上平均移動法の考え方と算出方法
●毎月の売上変動を予測する季節指数の求め方
<この記事の完全情報>
JNEWS LETTER 2000.5.12
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