住宅検査ツールの開発とドローンビジネスの接点
JNEWS会員配信日 2017/5/28
近年の中古住宅では、太陽光発電のある物件が人気となっている。売電収入や電気代の軽減効果が見込めるため だが、それは、発電設備が正常に機能していることが前提になる。太陽光パネルの寿命は20年以上と言われている が、売りに出る中古住宅は、築15~25年がボリュームゾーンとなるため、ちょうど設備に不具合が生じる頃と重 なってくる。
日本で家庭用太陽光発電が普及しはじめたのは2000年頃からで、これから売り物件が多数出てくることになる ため、中古太陽光設備の発電性能や故障箇所の診断が簡単にできるサービスが求められている。
太陽光パネルの故障については、赤外線カメラを使った診断方法が考案されている。太陽光の放射に対してパネル が発熱する温度をカメラで測定することにより、正常に機能していないパネルを発見することができる。ただし、こ の方法は太陽光パネルと赤外線カメラの角度を正確に保たないとエラーが生じるのが欠点だ。
それを解決するには、屋根に足場を組むなどの対策が必要になるが、中古住宅の診断時には手間とコストがかかり すぎてしまう。そこで、ドローンに赤外線カメラを搭載して、空中から検査するビジネスが注目されている。
欧州のチェコ共和国に拠点を置くWorkswell 社は、赤外線サーモグラフィによる非接触式の温度測定で高い技術力を持つ会社で、ドローンに搭載可 能な赤外線システムも開発している。同社の赤外線カメラを利用すると、ドローンが空中撮影した映像から、太陽光 パネルの発熱温度を計測して、異常な箇所を発見することができる。
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