環境ビジネス・エコビジネス事例集
  
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  家庭農園の一つとして、毎朝卵を産むニワトリをレンタルするサービスが人気となっている。スーパーで売られている卵は、遺伝子操作された飼料を食べるニワトリが産んだものが大半で、それを食べたくない人達の間で、卵を自給自足しようとするスタイルが広がっている。
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自宅のニワトリが産んだ卵を毎朝食べる
自給自足の新スタイル
JNEWS会員配信日 2013/12/7

 米国の家庭では自家農園が盛んに行われているが、最近は、野菜以外にも対象が広がっており、ミミズの飼育や、水槽キットで魚を養殖している話はバックナンバーで紹介したことがあるが、新たに浮上してきたのが、ニワトリの飼育である。ニワトリが産む卵を毎朝獲ることが目的だ。

しかし、一般の家庭がニワトリを飼うのは簡単なことではなく、飼育スペースを作り、野生動物から守るための飼い方を学んで、各州によっては、伝染病を防ぐための規則にも従わなければならない。

そこで、ペンシルバニア州のある起業家が、手軽なニワトリのレンタルサービス「Rent the Chicken」を開始したことで人気になっている。

このサービスでは、350ドルの料金で5〜11月までの半年間、2羽のニワトリ(雌鳥)をレンタルすることができ、飼育用のゲージやエサ代なども、料金に含まれている。ニワトリは1日に1個のペースで卵を産むことができ、レンタルする2羽の雌鳥からは、1週間に8〜14個の卵を期待できるため、「350ドルのレンタル料は高くない」と好評だ。家庭で食べきれない分の卵は、買い取りにも応じてくれる。

住宅街でニワトリを飼育には、鳴き声が近隣に迷惑になることも心配されるが、“コケコッコー”と大きく鳴くのは雄鳥のほうで、雌鳥は迷惑になることは無いという。雌鳥のみでも卵を産むことに支障は無いが、ヒヨコになる有精卵が欲しい場合には、雄鳥とペアで飼う必要がある。

ニワトリの寿命は約10年と言われており、7〜8年は卵を産むことができるが、良い卵をたくさん産むのは、生後3年までと言われている。同サービスでは、半年サイクルでニワトリを引き取ることにより、常にコンディションの良い鳥をレンタルできるように配慮している。




この記事の核となる項目
 ●ニワトリのレンタルによる卵の自給自足
 ●ミツバチの数を増やす養蜂のホストファミリー制度
 ●ヤギのレンタルによるエコな除草サービス
 ●ミミズを飼育して収益化するサイドビジネス
 ●TPPによるGM作物流入への対策
 ●自家製野菜のシェアリングサービス
 ●クラウドファンディングと有機農業との相性
 ●消費税引き上げを追い風に飛躍する個人間ビジネスの成功法則
 ●不況でも成長するホールフーズに習う小売業の生き残りモデル
 ●安全な野菜を産直販売するコミュニティ農業(CSA)の台頭


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 ●世界の食料不足に備えたアーバンファーム(都市農業)への着目
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 ●ヤワな日本人には太刀打ちできない一触即発の食糧危機
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