米国の国立公園エリアにはトレイルと呼ばれる自然遊歩道が整備されており、そこを自転車で旅するサイクリングツアーのコーディネート業が、自転車好きな起業者によるローカルビジネスとして人気化している。(JNEWSについてトップページ
三密を避けたサイクリング旅行のコーディネート事業

JNEWS
JNEWS会員配信日 2021/2/26

 米国内では自転車愛好者を対象としたサイクルツアーのコーディネート業が、各地のローカルビジネスとして成り立っている。「Bicycle Adventures」は、米国各州でサイクリング旅行に適したコースをリサーチして、自転車ツアーのコーディネートをしている会社で、現地での自転車レンタル、宿泊先と食事の手配、ツアーガイドまでを含めた、各種のツアーを企画している。

ツアーの内容は、自転車の経験レベル(初級、中級、上級、ファミリー)と、サイクリングの形態(ロードサイクル、レールトレイル、マウンテンバイク、ハイキング)、目的地によって細分化されており、料金は4~6日間のツアーで2000~4000ドル(約21~42万円)に設定されている。この中には、自転車のレンタル料も含まれており、身長と股下サイズに適したロードバイクやクロスバイクを用意してもらえる。またツアーによっては、電気自転車のレンタルを指定することもできる。

ただし、自転車でツアーを開始する集合場所までの交通費は、料金に含まれていない。サイクルツアーの料金設定は、自転車のレンタル代、宿泊と食事代、ガイドの併走までを含めて、1日あたり500~600ドルが平均値となっている。

Bicycle Adventures

数日~1週間間にわたるサイクリングツアーというと、従来は上級者が冒険旅行としてチャレンジすることが多いが、最近では自転車経験の長いツアーガイドが併走する形で、初心者やファミリーをサポートするものが、米国では人気化してきている。ツアー会社は、各地域の自転車経験者をガイドとして採用または委託契約することで、多様なサイクリングツアーを企画している。

自転車ツーリングの本格的な旅は、日本人にとっては、まだ珍しい形態だが、海外からは日本も魅力的なツーリングの候補地となっており、インバウンド向けのサイクルツアー会社が各地で開業している。

日本に定住する外国人チームによって運営される「Bike Tour Japan」はその一つで、群馬、栃木、長野の山間部を主なコースとして、日本の美しい景色と、旅館での食事と温泉を楽しめるツアーを企画している。ツアーの難易度は初級から上級までの5段階があり、約1週間の日程で、1日あたり30~150kmを自転車でツーリングしていく。

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