車中泊ユーザーを取り込むRVパークの業態と採算
JNEWS会員配信日 2017/9/11
最近のSUV(スポーツユーティリティビークル)は、実用性と運動性能を兼ね備えており、若者からシニア層にまで人気がある。しかし、その実力をフルに活用できる機会は少ないのが実情だろう。自然豊かな土地でキャンプに出かけるのがアウトドア車の醍醐味ではあるが、日本では車で利用できるキャンプ場の数は欧米と比べて非常に少ない。
日本オートキャンプ協会の統計によれば、全国にあるオートキャンプ施設は約1300ヶ所で、米国と比べると20分の1である。オートキャンプを楽しむ人の数も 約800万人で、1990年代に起きた4WD車を中心としたRV(レクリエーションビークル)ブームの頃よりも半減して、施設の老朽化も目立つ。
それでも、YouTubeなどでオートキャンプの動画をみて、興味を示す人は再び増えてきている。オートキャンプ白書2017によると、現在のキャンプユーザーは経験年数が1~3年のビギナー層が42.9%を占めている。1人でキャンプを楽しむ“ソロキャンパー”が増えているもの特徴で、オートキャンプ場の稼働率に地道に上昇してきている。
■国内オートキャンプ場の一覧(日本オートキャンプ協会)
キャンプとまではいかなくても、ホテルや旅館には泊まらずに「車中泊」で旅を楽しむユーザーも増えている。彼らは、道の駅や高速道路のサービスエリアなどの駐車場を利用しているが、日本では車中泊の文化が乏しいことから、関連の施設が全国的に少ない。しかし、定年退職をしたシニアが愛車で全国を旅したい等、潜在ニーズは増えていることから、車中泊ができる施設の運営を検討することは、地域の観光業者や自治体にとっては有意義である。
キャンプ愛好者中でも、アウトドアの経験を起業に結びつけたいという人は少なくないが、具体的にどんなビジネスの立ち上げ方があるのかを、キャンプ文化が昔から栄えている欧米の動向を踏まえながら解説していきたい。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
■JNEWS会員レポートの主な項目
・オートキャンプ場の仕組みと採算構造
・中泊ユーザーが集まる「道の駅」の悩み
・米国RVパークでの車中泊の楽しみ方
・日本でのRVパーク開業方法について
・シニアのアウトドア回帰とキャンピングカー市場
・オートキャンプ市場を丸ごと取り込む会員ビジネス
・キャンピングカー・シェアリングサービスの参入点
・単身者のエコ旅行を支援するソロ・トラベル市場
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2017.9.11
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