大家の悩みを解消する賃貸物件のスマートロックシステム
JNEWS会員配信日 2016/12/20
賃貸住宅の管理でも、特に気を遣うのが「鍵」の問題である。部屋数が多い集合住宅では、管理しなくてはいけない鍵の数も多くなり、大家と管理会社が鍵を共有する方法が決められていなかったり、入居者が変わった時の鍵交換の負担も大きい。そのため、転居しても鍵交換をしないケースや、大家がマスターキーを保有していないというケースも少なくない。
日本賃貸住宅管理協会の統計によると、賃貸住宅の平均居住期間は、昔よりも短くなっており、2015年のデータでは、学生を除く単身者は、2~4年で転居する割合が69.3%、一般ファミリー層でも4~6年で転居する割合が61.7%となっている。
転居の平均サイクルが長くても6年未満として、その度に鍵を交換するのはコスト負担が大きいため、物理的な鍵の無い「電子錠」のほうが賃貸物件には適しており、防犯面でも優れている。さらに、遠隔からも解錠、施錠の管理ができるスマートロックシステムは、入居者からの人気も高く、物件の付加価値を高めることにも役立つ。
スマートロックシステムを開発するメーカーは日本でも登場しているが、その構造や機能は多様に考えられるため、ハードとソフトの両面から、新興企業が参入しやすい。スマートロックは、従来の扉にセルフで取り付けられる構造のものが多く、ネットによる販路も広げやすいのが特徴だ。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
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