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  モノ作りの起業者を支援するためのリアルな工房スペースが増えており、「ハッカースペース」「メーカースペース」「ファボラボ(FabLabs)」などと呼ばれている。製品開発に必要な知識や技術を仲間同士で相談したり、工作機械を共有することで、スモールメーカーの立ち上げを相互支援する環境が整い始めている。
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ゼロからモノ作り起業を支える
メーカースペースの種類と役割
JNEWS会員配信日 2016/2/16

 製造業の未経者が設計から生産までを、誰の手助けもなく行うことは難しいため、モノ作りの起業者を支援するためのリアルなコミュニティや工房スペースが米国では増えており、「ハッカースペース」「メーカースペース」「ファボラボ(FabLabs)」などと呼ばれている。

どの名称を使うのかは、各施設の活動方針や、利用者の属性によっても異なっており、運営形態にもボランティアベースで行われているものと、営利事業として行われているものがある。

ニューヨーク・ブルックリンにある「NYC Resistor」は、先進的な3Dプリンターや IoTデバイスなどを開発したい優秀なエンジニアが集まるハッカースペースで、古い倉庫を改装したスペースに、メンバー同士が交流しながら電子工作の作業ができるデスクと、レーザーカッターなどの小型工作機器が設置されている。

施設の維持費は、メンバーが払う月額75ドルの会費と、非メンバーも参加可能なセミナーや工作機器の実技を学べる講習会の受講料によって賄われている。

この場所に出入りをすることで、最新の技術動向を情報交換したり、自分が手掛けている製品開発で抱えている悩みを仲間に相談して解決の糸口を見つけられるのが利点だ。NYC Resistorメンバーの中には、オープンソース型の3Dプリンターとして有名な「MakerBot」の創業者もいる。

地域の図書館など公共のスペースでも、これに似た施設が非営利で運営されているが、技術オタクのエンジニアだけでなく、子供から高齢者までが、プログラミングや電子工作に取り組める場所として「メーカースペース」と呼ばれている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●ベンダーエクスプレスを活用した販路開拓
 ●アマゾン活用によるスモールメーカーの商品ブランド構築
 ●ネット販売の主力コンテンツになる商品ビデオ
 ●企業と動画クリエイターの仲介ネットワーク
 ●米国で起業するスモールメーカーの製品開発ノウハウ
 ●モノ作り起業を支えるメーカースペースの役割
 ●世界に広がる地域工房ネットワークの形態と特徴
 ●膨大な再生回数を稼ぎ出すアンボクシングビデオの効果と収益
 ●商品の価値変動を捉えた検索サービスとeコマースの価格政策
 ●円安メリットを活かしたアマゾン輸出による転売ビジネス動向
 ●製造業の枠組みを変革するメイカーズムーブメントの本質
 ●スモールメーカー起業の選択肢に浮上するDIYキット開発
 ●アマゾンのバックヤードを活用したショールームショップ開業法

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