JNEWS会員配信日 2015/10/22
これからの日本人にとって、日本円だけで資産を保有することのリスクについては各所で指摘されているが、普通に生活していればピンと来ないのが実情だろう。外貨を持っていても日本国内では使えないし、下手に海外の金融商品を購入すれば、為替レートで損をしてしまうリスクも大きい。これから先に、円安・円高どちらに触れるのかは、プロのトレーダーでもわからない。
日本には約1700兆円もの家計資産があり、それを定期預金で地道に保有していれば、銀行が破綻しない限りは、元本が保証されるため、あやふやな知識で海外投資にチャレンジしないのも、間違った考えではない。
しかし、米国と日本との比較でみると、日本の家計資産は15年前から伸び悩んでいるのに対して、米国世帯の資産は約2倍に膨らんでいる。リーマンショックの際には株価が暴落したものの、投げ売りをしなかった米国家庭では、その後の資産を増やしている。
経済成長率からみれば、人口の減少・高齢化が進む日本よりも海外に目を向けたほうが良いが、日本円をベースに海外投資を考えると、どうしても為替レートのハンディが伴うし、日本を捨てて海外移住を実行できる人もそれ程多くはない。
そこで、日本に居ながら「ドルを稼ぐ」ことを考えるのは有意義だ。もともとドルで稼いだ資金を海外で運用していくのであれば、為替リスクを考えずに投資をすることもできる。その具体的な方法やノウハウを開拓していくことは、起業家としてのセンスを養うことにも役立つ。
わかりやすいのは「貿易」をすることで、最近では個人でも、海外のECプラットフォームを利用したスモール貿易を実践する副業者が増えている。その中でも「アマゾン輸出」の方法を指南するブログや情報商材は多数出回っているが、その方法が正しいとは限らない。
スモール貿易に関するノウハウは、日々変化しているため、古い手法を模倣するだけでは、実際に稼ぐことはできないし、ブログで公開されている情報には、アフィリエイトやステルスマーケティングの罠が仕掛けられているケースも多々ある。
Airbnbで部屋を貸す副業についても、外国人向けにドル建ての料金表示ができるため、円に依存しない収入を得ることが可能だが、これにも欠点があることが判明してきている。
便利なプラットフォームは活用するとしても、そのマイナス面を理解した上で、特定のプラットフォームだけには依存しない、独自のビジネスを組み立てていかないと、安定的に外貨を稼いでいくことは難しい。それは個人に限らず、企業が手掛けようとする海外ビジネスでも同じことである。
スモール貿易の中でも、「アマゾン輸出」については、ネットでは様々なノウハウが公開されている。しかしその多くは、アフィリエイト報酬を狙ったものであり、そこに書かれていることを模倣しても、魅力的な収益を上げることはできない。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●罠にはまらないスモール貿易ノウハウ開拓
●海外クラウドワークでドル収入を稼ぐ方法
●米国不動産投資の長短について
●Airbnb大家に向けた隣接サービスの開業
●米国での与信力を高める自己投資
●外国人向けインバウンド市場の開拓
●円安メリットを活かしたアマゾン輸出による転売業
●急増する空き家対策ビジネスとセカンドハウス投資
●国境を越えて医療旅行者を取り込むメディカルツーズム
●株式投資よりもローリスクで1億円を貯める複利投資スタイル
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2015.10.22
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