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  子ども用玩具レンタルサービスの中にも、レンタルに適した商材と、そうでないものとがある。レンタルを繰り返しても不衛生になりにくく、パーツの破損や紛失にも対応できて、知能開発に役立つレンタル玩具の開発が求められている。
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「購入」よりも「レンタル」に適した
子ども玩具の商材発掘
JNEWS会員配信日 2014/6/7

 成長が早い、子ども向けの商材については「購入」よりも「レンタル」のほうが適しているものも多く、様々なレンタルサービスが考案されている。しかし、商材の選定によっては、失敗例もある。

たとえば、「子ども服」はレンタルの需要が高く、サブスクリプション型で毎月好きな服を選んでレンタルできるサービスが英国にあった。一時は順番待ちが出るほどの人気だったが、利用者が希望する服の好みはバラバラで、その要望に応じるために、多様な在庫を抱える必要があり、黒字化が難しいことから、現在は廃業している。

玩具の中にも、知能開発に役立つものは多数あるが、取り扱う玩具の種類を絞り込むことで、他業者との差別化を図ることができ、衣類のようにサイズ別に在庫を揃える必要が無いことから、レンタルサービスの商材として適している。懸念されるのは、レンタル中に起こる破損やパーツの紛失が起こることだが、その確率をモニタリングした上で、レンタル品の償却期間が考えられている。

以前に紹介したPley社では、レゴの他にも新たなレンタル商材として、組み立て式のロボット玩具に着目している。

Modular Robotics」というメーカーが開発している教育用ロボットキットはその一つで、「Cubelet」という立方体のブロックを組み合わせるだけで、配線の接続やプログラミング無しで、子どもが自由な発想のオリジナルのロボットを作ることができる。さらに、レゴのパーツも加えて、凝った作品を制作することも可能だ。

Cubeletを購入する場合の価格は、20個の立方体ブロックがセットになったキットが519.95ドル(約5.2万円)と高価なため、一般家庭が簡単には買える玩具ではないが、レンタルであれば利用したいという需要は見込める。

この記事の主な項目
 ●レゴを専門に取り扱う玩具レンタルサービス
 ●レゴ・レンタルサービスの成功ノウハウ
 ●幼児の知能開発に役立つ玩具レンタル
 ●子ども向けレンタルに適した商材発掘の着眼点
 ●STEM教育に関連した玩具レンタルへの商機
 ●国内玩具市場の内訳と参入ポイント
 ●定期購買で高収益を持続させるサブスクリプションeコマース
 ●サブスクリプション型で生まれ変わる小売業のビジネスモデル

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JNEWS LETTER 2014.6.7
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