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旧車の資産価値を上昇させる
オークションハウスの運営手法
JNEWS会員配信日 2014/3/7

 世界の富裕層からも「中古品の価値」は見直されている。価格が需給のバランスによって形成されているため、売り時と買い時のタイミングが合えば、投資としての妙味があり、換金性の高い中古品ほど人気がある。その意味では、コレクター向けのオークション市場を開発することには、中古品の資産価値を高められる効果がある。

《価値が高い中古品の特徴》

  • 中古の売買取引が活発に行われている。
  • 専門のオークション市場が形成されている。
  • 愛好者やコレクターの人口が多い。
  • 品質の管理や鑑定システムが確立している。

英国の大手不動産会社、ナイトフランクが調査している、高級品投資指数(KFLII)によると、最近の10年間で、投資対象として価格が上昇している中古品資産には以下の分野があり、その中でも特に「クラシックカー」は、取引相場が4倍以上に高騰している。



以前のクラシックカー市場は、第二次世界大戦前に生産された車を中心に形成されていたが、最近では、1960年〜1980年代に生産された旧車の価値が高まっている。1960年代のフェラーリやポルシェには1億円以上の値が付いているが、それ以外でも、1960〜1970年代のフォード・マスタングやシボレー・カマロなど、アメ車の価値も上昇して、程度が良い車は5万〜15万ドル(約500〜1,500万円)で取引されている。人気の火付け役となっているのが、旧車取引を専門としたオークションハウスの存在である。



この記事の核となる項目

 ●個人でも開業可能な中古車販売のスタイル
 ●オートオークション代行業の仕組みについて
 ●情報化する中古車ビジネスで飛躍するガリバーの経営手法
 ●商品回転率からみた中古ビジネスの比較
 ●資産価値が上昇する旧車の売買オークション
 ●価値が高い中古品の特徴について
 ●高級時計の資産価値とリセールビジネス
 ●消費税引き上げでフリーランス人材の仕事が増えるカラクリ
 ●インフレ景気で浮上する高級品消費とアッパーミドルの購買特性
 ●節税目的で広がるフリーマーケットとフェイスブック上の副業
 ●眠れるモノ資産の価値を再生する新卸売りビジネスの役割
 ●素人ブローカーの参入で活気付く転売ビジネスの仕組み


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