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  若い起業者を中心として、パソコンを使わずにスマートフォンだけでWebサイトの作成から、SNSやブログの情報更新までを行う人達が増えてきている。それに伴い、スモール事業向け各種スマホアプリの開発商機が高まってきている。
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スマホ起業者向けウェブサイト制作と
アプリ開発の潜在需要
JNEWS会員配信日 2014/3/22

 「ネットへのアクセスはパソコンから」という常識は、過去のものとなり、消費者はスマートフォンを持つことにより、通勤時や外出中でも、気軽に情報収集ができるようになった。eコマースサイトの注文状況をみても、モバイルユーザーのシェアが急速に拡大してきている。

それは世界に共通した傾向で、アドワーズ広告を主な収入源にしているグーグルでも、モバイルユーザーに向けた広告サービスを充実させると共に、Webサイトのオーナーに向けても、スマートフォン、タブレットからもアクセスして見やすい、サイトのマルチスクリーン化を呼び掛けている。

グーグルが公開している「Multi-Screen Resources」の中では、モバイルユーザーのシェアが 40%〜200%にまで拡大した事例が、各種紹介されている。アパレルやアクサリーのブランド品をディスカウント販売する、会員制eコマースサイトの「Beyond the Rack」では、クリスマスシーズンに向けて、マルチスクリーン対応のサイトリニューアルを行ったところ、モバイル端末からのアクセスが大幅に増えて、現在は、売上の4割以上がモバイル経由になっている。

■Google Multi-Screen Resources
  https://www.google.co.jp/think/multiscreen/

リアル店舗の集客方法でも、アナログ(紙広告)からデジタルへのシフトが起きていることは、数年前からみられる傾向だが、消費者がスマートフォンを使いこなすことで、外出時の情報収集力は飛躍的に高まってきた。

それに伴い、中小の店舗でもWebサイトを持つことは必須だが、若い起業者の中では、サイトのページ制作や情報更新も、すべてスマートフォンで行う人達が増えてきた。スマホユーザーが見やすいサイトを作るには、ページ制作もスマホで行うことは理に適っている。

日本でも、スマホだけでサイト制作ができるサービスは幾つか登場してきている。
Jimdo(ジンドゥー)」はその一つで、専用のアプリ(Jimdo-App)をダウンロードすれば、HTMLの専門知識が無くても、iPhoneやiPadから簡単にサイトを制作して公開できる。

サイト内で商品を販売することも可能で、カタログ機能に従って、商品の写真、紹介文、販売価格などを設定していけば、クレジットカード決済に対応した、本格的なオンラインショップを立ち上げられる。また、ツイッター、フェイスブック、ブログとの連携機能もある。


こうしたアプリの充実により、開業資金を数万円台にまで抑えた“スマホ起業”も現実的になってきた。たとえば、週末のみフリーマーケットに出店する副業者でも、自分の公式サイトを手軽に立ち上げることができる。

しかし、職種や仕事の内容に応じて、さらに専門的な機能をスマホサイトの中に導入したいというニーズもあるため、関連のアプリは各分野において開発の商機を見つけることができる。

そして、もう一つの動きとして、スマホユーザーを集客する方法として「ロケーションマーケティング」の技術が、2013年の後半から劇的に進化してきている。

ロケーションマーケティングは、位置情報を利用して、ターゲット内のエリアにいる消費者に対して、的確な情報や広告を配信する仕組みだが、スマートフォンが高性能化することで、1年前よりも、正確で高度な情報のプッシュ配信ができるようになってきている。


この記事の核となる項目

 ●レストラン向けスマホサイト構築サービスへの需要
 ●米都市別にみたレストラン・サイトのモバイルユーザー率
 ●小売店のスマホ来店者向けの新マーケティング
 ●iBeaconsによる電子クーポンの発行システム
 ●スマホ集客による小売店の顧客獲得コストについて
 ●成功報酬型の電子クーポンビジネス
 ●移動販売店向けのスマホ集客支援サービス
 ●実店舗からオンラインへ誘導するショールームビジネス
 ●電波によるスマホユーザーの集客とWi-Fiネットワーク構築
 ●スマートフォンアプリを活用した副業プラットフォーム
 ●ネットとの連携で急成長するフードトラック市場


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