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音楽アーティストとリアル店舗を融合させる
ストリーミング事業
written in 2013/2/17

 日本の製品は、品質が優れている一方で、創造性や独創力に欠けているという欠点は多くの人が感じていることだろう。新しい発想でユニークな作品を生み出せる才能は、各所で求められており、芸術的なセンスのある人材を育成することは、これからの企業にとっての課題である。

一般的なサラリーマンが無個性化している中で、アーティスト的な感覚を持つ人の評価やニーズは次第に高まっている。しかし、「アーティスト」を職業として生計を立てている人の数は、とても少ないのも事実。

2005年の国勢調査によると、アーティストに該当する職業として、美術、音楽、演芸などの職業に就いているのは約49万人で、日本の就業者全体(6100万人)に対して、1%にも満たない。

《芸術・アートを職業としている人達(国内)》

 

これらは、プロのアーティストと言える人達だが、個人事業者として活動しているケースが多く、サラリーマンのように収入が安定しているわけではないため、芸術的なテーマを仕事にできる人は、どうしても限られてしまう。また、アーティストの中には、お金には無頓着で、経済的には厳しい状況の人達も少なくない。そのため、ビジネスとアートとの融合は、あまり上手くいっていないのが実態である。

そこで最近では、アーティストをビジネス的な側面から支援する「アート・プレナーシップ」という発想が登場してきた。魅力的な創作活動をする人達の収益化を支援しようとする試みである。歴史をさかのぼれば、美術や音楽の世界では、有数のパトロンが才能ある芸術家を支えてきた文化があるが、いまは普通の個人でも、芸術・アートに対する理解や関心は高まっている。

それでもアーティストが生計を立てにくい実情は、どこかで収益モデルの歯車が噛み合っていないことが起因している。音楽を例にすると、従来は「CDを売ること」が主な収益源になっていたが、今はCDが売れる時代ではない。それでも、若者から高齢者まで、お気に入りのアーティストが奏でる音楽を、心の支えにしている人は多くて、ライブやコンサートの観客動員数は大きく伸びている。

《コンサート観客動員数と市場規模の推移(国内)》

 

企業や店舗でも、芸術・アートのエッセンスを取り込むことは、商品やサービスの付加価値を高めることにも繋がるため、アーティストとの友好的な関係を築くことの利点は大きい。

近頃では、趣味を飛躍させた副業アーティストも増えており、彼らを支援するサービスや、有望な才能を発掘して収益化までをサポートすることもビジネスとしての商機が見込める。そこで今回は、アート・プレナーシップの具体例がどんなものなのかを紹介しながら、アートとビジネスの融合がどのように起こっていくのかを掘り下げてみたい。

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この記事の核となる項目
 ●起業センスを磨く音楽大学の教育カリキュラム
 ●音楽とリアルビジネスを融合させる発想
 ●オンライン観客を呼び込むライブハウス経営
 ●リアル+オンラインによるライブ観客の動員モデル
 ●クラシックを伝承するオーケストラの収益構造
 ●オーケストラ楽団員の生計状態について
 ●オーケストラ経営から学ぶ感動ビジネスのモデルと収益構造
 ●クラシック音楽家の新たな起業スタイル
 ●急増する手芸アーティストの起業支援ビジネス
 ●手芸起業雑誌とeコマースの連携モデル
 ●副業でも活躍できるインディーズデザイナーの台頭
 ●インディーズデザイナーを活用したアパレルメーカー
 ●BUYMA(バイマ)」を活用したブランド品の個人貿易ビジネス
 ●趣味と実益を兼ねたサイドビジネスで手掛けるアーティスト活動


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JNEWS LETTER 2013.2.17
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