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励まし合いながら生活改善する
ソーシャルヘルスの潜在市場
written in 2012/10/11

 日頃から体力には自信があるつもりでも、健康診断をすればどこか悪いところは見つかるもの。重症ではなくても、生活習慣病の予備軍にあたる人の割合は40代で4割以上にもなる。

脳卒中や心臓病などの原因になる「高血圧」の潜在患者数は、国内で約4千万人とみられているが、その中で、適切な治療や薬を服用しているのは25%しかいない。平成22年度の国民健康・栄養調査によると、予備軍を含めた高血圧者は、50代に差し掛かる頃から大きく上昇していることがわかる。

《年代別にみた高血圧症者の割合(予備軍を含む)》

 

近年では、健康に対する意識が高くなってきたと言われているが、実際に行動を起こすことは意外と難しいもので、週に2回以上の軽い運動を習慣にしている人は、40代では全体の16%しかいない。毎日の運動を心がけるようになるのは、時間に余裕ができる60代になってからである。

《定期的な運動習慣者の推移》

 

その他にも、朝食抜きの生活、飲酒・喫煙など、健康には良くない習慣は多々あるが、なかなか改善できないという人は多い。しかし、悪い生活習慣はやがて健康を崩すことになり、厳しい闘病生活に耐えなくてはいけないばかりか、治療や薬代にかかる費用の負担も重くなる。

それは、国や企業の健康保険制度にとっても深刻なことで、厚生労働省の調査によると、メタボリック症候群に該当する人の医療費は、そうでない人よりも年間で8万〜12万円も多いことがわかっている。そこで「病気になる前」に、健康な生活習慣を身に付けてもらうことは重要の課題であり、そこに予算を投じる動きが加速している。

メタボ検診(特定健康診断)の実施は公的な取り組みの一つだが、もっと気軽に取り組める健康プログラムを考案・開発することは、民間にとっても商機が見込める分野だ。悪い生活習慣を改善したり、健康に役立つトレーニングをする継続するには、友達や仲間との励まし合いが大切という視点から、海外では「ソーシャルヘルスゲーム」という新分野が登場してきており、それらの仕組みとビジネスモデルを紹介しながら、新たな健康支援サービスの方向性を捉えてみよう。

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この記事の核となる項目
 ●健全な生活習慣を支援するソーシャルヘルスの潜在市場
 ●子どもの肥満改善をするソーシャルゲームの仕組み
 ●社員が不健康になるほど重荷になる米国企業の医療保険
 ●従業員向けの社内ワークアウト・プラットフォーム
 ●ソーシャルヘルスゲームのビジネスモデル解説
 ●禁煙支援ビジネスはなぜ成功しないのか?
 ●食事内容を改善するオンラインダイエット業者
 ●罰金と報酬で刺激するスポーツクラブのモチベーション向上策
 ●中年オヤジはなぜ太るのか?日本人向けダイエットの誤解
 ●100万人会員を超すオンラインダイエットサイトの事業モデル
 ●医療格差を容認した米国健康保険の仕組みと長寿への人生プラン
 ●市民スポーツを収益化する発想とウォーキングツアーの事業化
 ●科学的な理論と手法によるダイエット専門家として起業する道


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JNEWS LETTER 2012.10.11
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