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  米国では、趣味が飛躍したサイドビジネスとして、画家、写真家、木工家具作家、ジュエリー作家、ミュージシャン、インテリアデザイナーをしている人達が多い。趣味の活動をしながら、副業としての収入を得られる仕組みは次第に充実してきている。
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趣味と実益を兼ねたサイドビジネスで
手掛けるアーティスト活動
written in 2011/10/26

 人生の中で仕事に費やす時間というのは何割くらいを占めるのだろうか?会社の勤務時間に加えて、通勤にかかる時間や、自宅でメールをチェックしたり、キャリアアップや資格取得のための勉強時間なども含めると、20〜60歳の現役時代には、睡眠中を除いて、起きている時間のおよそ7割は、仕事のために使っていると言わる。

それだけに、「自分の好きな仕事をする」ことは、人生の幸福度においても非常に重要だが、2008年版の労働経済白書によると、仕事に満足感を抱いている人の割合は、1970年代の後半から長期的に低下しており、仕事にやり甲斐を感じている人は全体の16%に過ぎない。

ほとんどの人達は、生活をしていくために働いているのが実情で、やり甲斐よりも、安定した雇用先や収入を優先している。しかし、それだけでは精神的に満たされないため、夢や希望を抱くことは大切である。

最も理想的な生き方は、自分の好きな趣味を仕事にできることだが、その夢を叶えられるのは、その道で秀でた才能を持つ、ほんの一握りの人に過ぎないのが、これまでだった。

しかし最近では、趣味で制作した作品を販売したり、自分のスキルを初心者に教えることで収益化できる、ネット上のプラットフォームも登場してきている。それらを活用すれば、自分が打ち込んでいる趣味を、やり甲斐のある仕事へと結びつけることも可能である。

現役世代ばかりでなく、定年退職をした高齢者の多くは、まだ気力と体力が充実しているため、陶芸や絵画など、新しいことを学びたいという人達は多い。しかし、ただ一方的に習うだけでは面白くないため、自分の作品や腕前を披露できる場があれば、さらに趣味市場を広げることはできる。

《日本の主な分野別・趣味人口》

  

既に米国では、趣味と仕事の垣根が低くなってきており、「アーティスト」と呼ばれる(または自分で名乗る)人の中では、プロとアマチュアの区別も無くなってきいている。アーティスト収入だけで生活できていれば「本業」、それ以外の仕事も続けながら、アーティストとしての収入も得ているのであれば「副業」という棲み分けで、自分の作品やアート的なスキルにより、たとえ僅かでも収入を得ることができれば「アーティスト」といえそうだ。

そうしした趣味と実益を兼ねた活動を実現させているのが、いま米国で各種登場してきているアーティストの収益化プラットフォームであり、絵画、写真、手芸などの作品をオンラインで手軽に売ることができる他、自分の作品からロイヤリティ収入を得ることも可能になってきている。


有名百貨店や高級ブランドメーカーが業績を落とす一方で、個人アーティストへの人気が集まることには理由があり、そこを理解することにより、これからの消費者の志向や趣味市場での商機を発見しやすくなる。

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この記事の核となる項目
 ●リアルからネットへ飛躍するアーティスト活動
 ●自分が制作した手芸作品をオンライン販売する方法
 ●世界のアーティストにeコマース機能を提供するサービス
 ●ネットで変わるアーティストのデビュー経路
 ●画廊・作家・ファンとの連携による作品販売ルート
 ●オンライン画廊サイトのビジネスモデル
 ●個人アーティストのワークショップ開催よる収益化の方法
 ●自分のデザインでロイヤリティ収入を得る方法
 ●高級ブランドからフェアトレード・ブランドへのシフト
 ●アンチ大量生産の消費者に支持されて急成長する手芸サイト
 ●消費者のDIY生活を支援する新たなエキスパート職の台頭


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JNEWS LETTER 2011.10.26
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