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欧米企業が着目する
レインボー市場の購買意欲と上昇志向
written in 2006/7/1

 過去の考え方に囚われずに、今もっとも劇的な変化を示しているライフスタイルが“性別”に関わる分野だ。男女の性別と社会的な役割との関係には長い間差別があったが、それが克服されようとしている。その先例として、これまで社会的に弱者の立場にあった女性の中に強い上昇志向が芽生えて、新しいワーキングマザー市場が開拓さている(2006/2/23号参照)。そして今度は、男と女という性を超えた「セクシャリティ」が、ビジネスにおいても重要なキーワードになりつつある。いわゆる、ゲイやレズピアンの因子を持つ人の数は、先進国では少なく見積もっても人口の1%前後は必ず存在すると言われている。絶対数でみれば小さな層ではあるが、欧米では彼らが何かにつけてトレンドリーダーとして注目されているのだ。

日本でこの分野は長年タブーとされてきたが、性同一性障害という症例も正式に認められるようになり、ゲイやレズピアンであることを知って、会社が社員を解雇したり、顧客の入店を断るなど、セクシャリティに関する問題で差別することは許されない時代が到来している。もっとも、テレビ番組ではゲイであることをカミングアウトしたタレントや有名人の生き方が視聴者から支持されて高視聴率を稼いでいることから、企業としてはこれらの新しいライフスタイルを賛同する側に回ったほうが賢い。

歴史を変える力はいつでも「その時代に社会的弱者とされていた層が持つ」といわれている。理不尽に虐げられてきた結果として強い上昇エネルギーが蓄積され、その層のさらにマイノリティな人たち(少数派)が多大なる努力と犠牲を払ってネガティブなイメージを突破する。それが時代を変える原動力で、前世紀は「自立した(働く)女性」がその役割を担っていた。そして今世紀は「LGBT」と呼ばれるセクシャルマイノリティ層の影響力が高まっている。彼らの中から新しい文化が生まれ市場が育っていることは、商機を求める企業経営者として無視することはできない。

「LGBT」とは、同性愛(レズビアン、ゲイ)、両性愛(バイセクシャル)、トランスジェンダー(自分の性に違和感を感じている人)を総称した呼び方で、古くからその存在が認められていたにも関わらず、近代社会では不当な扱いを受けてきた層だ。LGBTをターゲットにしたビジネスは、非常にニッチでアンダーグラウンドな市場とみなされてきた。しかし1990年代になると欧米で、ニッチどころか巨大な潜在的市場としてにわかに注目を浴びはじめた。そしていまやLGBT層を無視していてはビジネスが成り立たなくなるほど存在感を増している。その最先端を行く欧米の実状を把握しながら、LGBT層にどう着目するか、そこにどんなビジネスがあり、どう攻略すべきかを探ってみたい。
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この記事の核となる項目
 ●レインボー市場に注目する欧米企業
 ●レインボー市場を牽引するネットコミュニティの役割
 ●LGBTによるLGBTのためのサービス事例
 ●LGBTを対象にした就職情報サービス
 ●LGBTを意識しないで市場を開拓する公平性
 ●ちょいワルオヤジブームを見習うワーキングマザー市場の作り方
 ●現代人が模索する新たなライフスタイル価値観から派生する新市場
 ●グリーンパワーを活用した環境商品と企業ブランドの作り方
 ●負け組とは侮れないネオニートの「雇われない生き方」の知恵


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