注目の新規事業テーマ
  
Top > 注目の新規事業テーマ
  ワークスタイルが変化していることに伴い、オフィスに対するニーズにも変化が現れている。従来のようなお大部屋的なオフィスは減退し、フリーアドレス制で自由に座を動けるオフィスが人気だ。この背景には「働き方」の根底が変わってきていることがあり、新オフィス環境への商機が見込める。
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter

RDF

Google

 
WWWを検索
JNEWSを検索
ワークスタイルの多様化で求められる
新オフィス環境への商機
written in 2005/12/5

 最近の十年でビジネスの環境は大きな変化を遂げている。その要因としては、雇用体系の変化や、インターネット環境によるワークスタイルの変化が影響している。サラリーマンからSOHOとして自分の会社を設立したり、わずか二十名程度のスモール企業でも株式上場を果たすことが可能になっている現在の状況は、勝ち負けの明暗がはっきりと分かれる厳しさがあるものの、起業や事業欲のある者にとっては恵まれた環境といえるだろう。

そこで活況を帯びているのがオフィス市場だ。団塊の世代が定年を迎える2007年には大量のオフィスビルが空室になるという警告はあるものの、今のところは景気上昇の追い風を受けて、東京都心のオフィス空室率は低下、賃料も上昇傾向にある。しかしフレックス勤務やモバイルワークなどワークスタイルの変化に伴って、これまでの“大部屋”的なオフィスから、斬新なインテリアや座席レイアウトが工夫された新型オフィスへの人気が高まっている。

大企業でも社員に固定席を持たせない“フリーアドレス制”のオフィスへの改装が流行っている。企業にとってオフィス環境を変えることは、単にスペース上の変更だけではなく、組織や業務の枠組みから改革することを意味している。フリーアドレス制オフィスでは、社員が毎日自由に席を選んで仕事ができるという開放感がある一方で、社員全員の座席数は確保されていないため、水面下では社員間の生存競争は厳しくなる。

しかし経営者の立場では、オフィス環境を改革することにより、業務の効率化や社員の潜在的能力を引き出すことも可能だ。そこでオフィス市場における新たなトレンドや商機について探ってみることにより、新たなワークスタイルが会社の業績にどんな影響を及ぼすことになるのかが見えてくる。
注目の新規事業一覧へ

この記事の核となる項目
 ●オフィスタイプの多様化が生み出した新ビジネスの方向性
 ●オフィス流動化時代のリロケーションサービス
 ●リフォーム業者が参入するオフィス改装サービス
 ●座席のフリーアドレス化とホテリングオフィスの発想
 ●欧米で浸透するオフィスにおける“ホテリング”の概念とは
 ●ホテリングオフィスが目指す経営改革のコンセプト
 ●ワークスタイルの変化が世の中に与える影響
 ●ワークスタイルの変化によって変わる関連市場の分野
 ●労働環境の変化が後押しするマンション市場とマイホームの流動性
 ●可能性が広がる小資本・自宅オフィス型のリアルビジネス開業
 ●女性SOHOの安全対策として成長するバーチャルオフィス市場
 ●在宅勤務者の増加で成長する米国のモバイルワーキング市場
 ●米国で広がるホームエージェントを採用した企業経営のスタイル


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2005/12/5
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。