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専門分野に絞り込むネットコミュニティの 付加価値と収益モデル |
written in 2005/12/1
近年のネットビジネスにみられる特性としては、大手ポータルサイトのように、できるだけたくさんのユーザーを獲得してリーチを高めようとするタイプと、逆に利用対象となるユーザーをできる限り絞り込んだ上で専門的なサービスを提供していこうとするタイプに二極分化している。無料で利用できるネットサービスだけをみれば前者のタイプばかりが目立つが、ベンチャー企業がこれから立上げようとする新興のサイトが収益化しやすいのは、おそらく後者のタイプだ。
上級ネットユーザーの特性として「他人よりも一歩リードした情報やサービスを利用したい」という知的好奇心が強いため、万人が利用できる無料サービスだけで自分の欲求を満たすことはできない。それぞれの分野において必ず「もっと専門的なサービス」を求めるユーザー層が存在している。しかも専門サービスに対する需要はユーザー側だけでなく、効果的なマーケティング(広告)媒体を探しているスポンサー企業側でも高まっている。ここ数年でポータルサイトを利用するユーザー層は大衆化しているため、広告主は見込客として獲得したい特定のユーザー層を絞り込めないでいるのだ。
(注目の新規事業一覧へ)
●医療関係者に専門化したネットコミュニティの仕組み
●医療関係者向けコミュニティの収益構造
●医療関係者向けコミュニティが狙うクライアント対象
●オンライン上の上流社交場を目指すソーシャルネットワーク
●社内の人間関係形成に着目したソーシャルソフトウエア市場
●巨大ペット市場の中で求められるペットポータルサイトの役割
JNEWS LETTER 2005.12.1
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