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複雑化する流通経路に求められる アグリゲイターの役割と魅力 |
written in 2005/10/14
流通業界の中では長らく「メーカー→卸業者→小売店」という経路が定着していたが、ネット環境が普及した現在では、その役割がかなり不明瞭になってきていることは周知の通りだ。リアル店舗における商品のやり取りでは、受発注の流れ(商流)と製品の動き(物流)とが一致していることが多いのだが、オンラインショッピングの場合には、東京のショップに注文した商品が名古屋の業者から発送されてくるといったケースがよくある。商品の流通経路は従来のようなシンプルな形から、クモの巣状の複雑な経路へと変化してきている。
そこで流通経路上の新たな交通整理役として浮上してきたのが「アグリゲーター(Aggregator=集約させる人)」と呼ばれる新たな仲介者の存在だ。従来の卸業者が在庫を抱える形で商品を各方面に供給しているのに対して、アグリゲーターは無在庫で取引の仲介や管理のみを行う。そのためSOHOでもアグリゲーターとして仲介ビジネスを行うことが可能だ。既にアグリゲーターが活躍している分野としては、音源のダウンロード販売が急速に普及しはじめた音楽業界がわかりやすい。
(注目の新規事業一覧へ)
●アップル音楽配信サービスの成功を支えたアグリゲーターの存在
●共同購入グループにおけるアグリゲーターの役割
●電力自由化ビジネスで活躍するアグリゲーターの存在
●消費者の購買力をバックに力を増す共同購入グループの復権
●フリーへと転身するプロの営業職とセールスレップ業界の動向
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JNEWS LETTER 2005.10.14
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