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雑誌メディアの隆盛と衰退から学ぶ Webサイトの寿命と生態系 |
written in 2005/5/2
日本にインターネットが根付いて約十年が経つ。その間には様々なWebサイトが立ち上がり、上場企業にまで成長したサイトもあれば、星屑のごとく消えていったサイトもある。絶対数からいえば後者のほうが圧倒的に多いことは言うまでもない。そんなインターネット業界の隆盛と衰退を約十年にわたり見てきて気付くことは、Webサイト(メルマガやブログサイトも含む)には、運営者自身にも抗えない生態系やライフサイクルが存在しているということだ。
サイト創設者の想いや理念が“世間が求めるもの”と一致すれば、創設者も予測できないほどのスピードでサイトは急成長していく。しかしその成長は永遠に続くものではなく、やがて“踊り場”や“停滞期”を迎えることになる。そしていくつかの壁を乗り越えられないサイトは消滅していく。どんなWebサイトにも“寿命”というものが存在しているはずだが、その寿命がわずか1年で尽きるのか、これから百年にわたって長らえるのかは、それぞれのサイトが潜在的に持つ使命や役割によっても変わってくるはずだ。「ネット上のサイトは生態系を持った生き物である」という法則は、じつは出版業界が約百年にわたる歴史の中で辿ってきた軌跡からも裏付けできるものである。
(注目の新規事業一覧へ)
●雑誌出版業界に学ぶ情報媒体のライフサイクル
●雑誌の寿命に影響を与えてきた歴史的な要因について
●女性誌にみる流行と衰退のサイクル
●現代のネットメディアにも当てはまる生態系とライフサイクル
●伝説のビジネス誌「リーダイ」の突然死から学ぶこと
●無料新聞の登場に揺れ動く新聞社のビジネスモデルと収益構造
●ビジネス生態系を意識した会社経営の多角化と新規事業の展開
●ドッグイヤーが逆回転するITビジネスの寿命と生き残り対策
JNEWS LETTER 2005.5.2
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