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世界的に普及するスピード・デートの採算性と 結婚仲介の専門職 |
written in 2004/12/1
30歳以降で結婚をしていない男女にしてみても「生涯を通して独身」を決意している人はかなり少なく、全体の約7割〜8割は「いつかは結婚したい」と考えている。しかし未婚者の半数以上は「いま付き合っている恋人はいない」というのが実態である。いまの自分が結婚していない理由として最も多いのは、「適当な相手にめぐり会わないから」という回答が約6割を占めている。(厚生労働省調べによる)
この結果からみても、現代では男女が出会える機会の少ないことが伺えるが、ここには大きな商機があることは間違いない。出会い系の携帯サイトが繁盛しているのも、このような社会的背景に裏付けされるものだが、オンライン上の出会い系サービスは顔が見えないことによる信用面の不安やトラブルも多く、「真面目に交際相手を探したい」と考えている人にとっては不向きな点も少なくない。
結婚を目的とした男女の出会いを仲介するビジネスとしては、年間10〜50万円の有料会員制で提供する結婚情報サービス業が一つの市場として成り立っているが、なにせ会費が高いのがネックである。未婚者側のニーズとしては、出会い系サイトよりも信頼性が高く、結婚情報サービスよりも安価でもっと気楽に利用できる“出会いの場”が求められているのだ。
その隙間を埋めるサービスとして「スピード・デート」という新しい出会いの仲介サービスが英国や米国で爆発的に増えている。これは日本では「出会いパーティ」「カップリングパーティ」と呼ばれているものと同様の仕組みだが、比較的簡単に事業として立ち上げられることから、結婚情報サービスよりも安価な出会い支援ビジネスとして、世界的に本格的な普及を見せはじめている。
(注目の新規事業一覧へ)
●3分間で出会いを演出するスピード・デートの仕組み
●海外におけるスピード・デート業者の事例
●国内におけるスピード・デート事業の採算性
●お見合いおばさんを専門職にするマッチメーカーの登場
●少子化対策関連ビジネスとして考える結婚情報仲介サービス市場
●ブライダル業界の利益率検証と参入ポイントを探る
JNEWS LETTER 2004.12.1
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