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オンライン消費者の時代に台頭する
情報ビジネスと専門職
written in 2004/8/26

 さまざまな情報を身につけた現代の消費者は、さしずめ“かぐや姫”である。企業も知らない情報を持った消費者は、できうる限り有利に婿選び(買い物)を進めようとしている。企業は“かぐや姫”の無理難題を聞き入れて、自分が“婿”として選ばれなければならない。そのため、“かぐや姫”が本当はどんなものが欲しいのか、ライバル達はどう動くのか等、丁々発止の攻防戦を繰り広げることになる。

ひと昔前までの“売上を高めるための投資”といえば、最新鋭の設備機器を導入することで高い効果を期待できたが、現代の消費者はハードウエアの充実だけではなびかない。それよりもカスタマーサポートの充実や、消費者の意見や要望に対して迅速に対応できる業者であるか否かを、賢く冷静に評価、判断する傾向が顕著だ。それだけに、「消費者がいま何を考えているのか」が知りたいという企業側のニーズが高まっている。

そこで、消費者の立場で「消費者の想い(情報)」を企業に伝えることをサービスとして成り立たせることを考えたい。もちろん、単に消費者の生の声を集めれば良いというわけではなく、「情報」として有用な形で提供できることが求められている。国内でも消費者コミュニティサイトが幾つか立ち上がっているが、その多くは広告掲載料が主な収益であり、企業に対して情報を販売することでビジネスの中核が成されている事例はまだ少ない。

そこで今回は、消費者の“想い”を企業に効果的に取り次ごうとするサービスを、「消費者側の評価情報を企業へ販売して収益を得るモデル」「企業側の依頼により消費者にどんなニーズがあるかを探るモデル」「消費者と企業との間を第三者的に仲介するモデル」の3つの側面から考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●消費者の声を反映した商品レビューサービス
 ●米国における商品評価サイトの動き
 ●商品評価情報を企業にライセンス販売する仕組み
 ●プロのレポートによる商品評価サイト
 ●ネガティブな消費者情報に対する企業側のニーズ
 ●ネガティブ情報をビジネスにするネット告発サイト
 ●消費者と企業の間を取り持つスペシャリスト職の台頭
 ●企業とは反対側に立つ消費者団体としての起業と事業プラン


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