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  現代では「人間関係」が大切なキーワードになっているが、その中でも社内(職場)の人間関係に悩みを抱えている人が圧倒的に多い。そこに着目して社内の人間関係を良好にするための仕組みやサービスには商機がある。
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社内の人間関係形成に着目した
ソーシャルソフトウエア市場
written in 2004/5/7

 現代人が“満たされていない”と感じている大きなものに「人間関係」がある。ここ10年ほどで携帯電話やメールが広く普及して、コミュニケーションの方法は格段と進化した。しかしその反面、日頃の人間関係はどこか希薄だったり、難しいものになり、人と関わること自体にストレスを感じている人は少なくない。「人ともっと親しくなりたい」「新しい友達がほしい」という願望は誰の心の中にもあるが、人との信頼関係の結び方が上手くできずに悩んでいる日本人は、全体の中で相当数にのぼると見られる。

子供から若者、大人、高齢者に至るまで、周囲との人間関係が良好で信頼できる友人がたくさんいれば、心の中で悩みやストレスを抱えることもなく、幸せな日々を過ごせるようになるはずだ。そんな考えから、人間関係の形成や維持に対してのコスト意識を持つ現代人も増えてきた。“コスト”というと大袈裟になるが、例えば「結婚記念日には妻と特別な食事をする」「社内の同僚や部下達と定期的な親睦会を開く」というのも、良好な人間関係を維持するための工夫といえるだろう。これから新しいビジネステーマを考える上では、そんな現代人の人間関係に対する意識に着目してみることでヒントが見つけられるはずだ。

ネット上では「ソーシャル・ネットワーク」という新しい人間関係支援のサービスが話題になっているが、欧米では地方行政においても「ソーシャル・キャピタル(Social Capital)」という施策が研究されている。これは、地域内の人間関係が良好な地区ほど経済が活性化するという考え方に基づいている。たとえば、伝統的な祭りが根付いている地域では、自然と深い人間的交流が生まれて、それが近隣商店への来店者数や売上の増加へとつながっている。
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この記事の核となる項目
 ●良い人間関係は高い経済効果を生み出す法則
 ●職場の良好な人間関係が企業業績を向上させる法則
 ●企業内におけるソーシャルネットワーク構築の視点と商機
 ●米国における企業向けソーシャルソフトウエアの動向
 ●労働形態の多様化で求められる社員の人間関係作り支援サービス
 ●現代人のストレス増加で成長するカウンセリング業界への着目
 ●職業別:社会人の仕事に対する満足度の傾向と満足する理由


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