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商品管理から個体管理へと進化する 電子製品コードの役割 |
written in 2004/4/27
流通業界ではPOSシステムによって商品管理をすることが当然のように行なわれるようになった。それにより商品の受発注や在庫管理の作業は大幅に軽減できることから、各店舗が取り扱えるアイテム数も飛躍的に増加している。また、物理的な店舗スペースに上限のないオンラインショップでは、上手に商品データベースを構築することで数千〜数万点という商品を無在庫で取り扱うことも技術的には可能だ。
その際に、メーカーや卸業者との間の受発注を正確におこなう上で重要になるのが「商品コード」である。近頃の商品は多品種化しているため、同じメーカー、機種のノートパソコンでも、搭載されるOSやハードディスクの容量など仕様の違いによっても「異なる商品」として扱わなくてはならない。そこで、電話やファックスまたはオンラインいずれの方法で受発注する際にも“商品名”より“商品コード”による伝達をするのが一般的である。
スーパーやコンビニから量販店等で販売されている商品のパッケージには、ほとんどすべて「JANコード」という共通製品コードがバーコード形式で掲載されているが、現在の流通業界では、この JANコードが商品のメーカー名、型番を識別する重要な役割を果たしている。今後はICタグが実用化されると、商品コードの設定方法がさらに複雑になるため、電子製品コード設定のルール作りと関連システムの開発には莫大な市場が潜んでいる。
(注目の新規事業一覧へ)
●JANコードの仕組みと意味の認識方法
●個体情報までを管理する次世代電子製品コードの仕組み
●電子製品コードを取得して商品出荷する経路解説
●電子製品コードによって起こる流通革命
●電子シリアル番号による盗品管理システムの仕組み
●食品流通に求められるトレーサビリティ市場に向けた攻略点
●ICタグ(RFID)の普及が変革する商品流通と在庫管理の方向性
JNEWS LETTER 2004.4.27
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