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プロスポーツチームの台所事情と
新メディアに向けた収益源
written in 2004/2/12

 昨今の報道によってプロ野球チームの経営がひっ迫している状況が露呈する形となった。日本のプロ野球界は米大リーグに話題を奪われる中で、人気選手の流出を防ぐために年俸は高騰の一途をだどっている。これを経営的にみれば「売上が伸び悩んでいる一方で、人件費だけが高騰している状況」であるために、各球団ともに新しい収益源を作ることが急務となっている。

しかしながら、野球を中心としたプロスポーツには人の心を惹きつけたり、感動させられるだけの魅力があるのは事実。巨人戦のテレビ視聴率はジリジリと低下しているとはいえ、子供からお年寄りまでをターゲットにできるキラーコンテンツとしての座はまだ譲ってはいない。スター選手が登場する試合では、ドーム球場の観客が満席になり、テレビ視聴率が上昇するだけでなく、鉄道の利用者数が増え、グッズの売上高も上昇、翌日の新聞部数も伸びるといった経済効果には計り知れないものがある。

華麗なプレーを魅せるプロスポーツが世界の人々の心を掴む求心力になることは間違いため、今後も様々な分野で「スポーツの力を借りたい」という企業ニーズは増えていくことが予測されている。特にテレビ業界ではデジタル放送時代へと入る中で、人気スポーツの放映を目玉としたい意向だ。ファンや企業からの関心は高いわりに、チーム運営会社はなかなか儲からないという構図は、ITバルブの頃のインターネット業界とどこか似ているが、発想次第では「プロスポーツ」をさらに魅力的なビジネスへと昇華させることもできそうだ。


この記事の核となる項目
 ●プロスポーツチームにかかる人件費と収益構造
 ●国内プロ野球チームにおける選手年俸総額の推移
 ●テレビ放映に恵まれないプロ野球チームの収支状況
 ●プロスポーツに導入可能な新しい収益構造の解説
 ●スポーツの経済効果に期待する地方行政の動き
 ●地方自治体がプロチーム誘致で期待できる収入源
 ●華やかさの裏側で意外と厳しいプロスポーツ選手の収益構造


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