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共働き世帯が健康志向で選ぶ パーソナル・シェフサービス
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国の文化や居住環境の違いにより、ある国ではその産業が発展しているが、別の国では芽が出ない産業というものもある。けれどもきっかけさえあれば、人々の意識や生活スタイルが変化することによって育つ可能性が全くないわけではない。
米国では「パーソナルシェフ」という職業がある。これは料理人の出張型調理サービスで、家族の好き嫌いをヒアリングした後にメニューを作成し、食材と道具を持参して1週間分程度の料理を調理してくれる。
現在のところ日本では、この新業態は根付いていない。一方、米国ではパーソナルシェフ産業がベビーシッターのような家庭生活を支援するサービスとして進展しつつある。その理由としては「共働き世帯の増加」が最も大きい。日中仕事を持つ主婦は、日々の夕食を作る煩わしさから外部の食事サービスに頼るケースが増えている。
代表的なものとしては食材のデリバリー(宅配)サービスがあり、この市場は順調に成長している。ただし、毎週利用するには、食品添加物などの心配からあまり好ましいとは言えない。そこでプロの料理人を自宅に招いて、安全で栄養バランスを考慮した食材や調味料を使って、1週間分の食事を作り冷凍保存しておいてもらう。このようなパーソナルシェフの利用は、決して富裕層だけのものでなく、一般家庭にも徐々に浸透しはじめている。
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│共働き世帯│ │高齢者世帯│
└──┬──┘ └──┬──┘
│食事の支度が負担に│
└────┬────┘
│中食サービス市場
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↓ ↓
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│○夕食宅配サービス│ │○パーソナルシェフ│
└─────────┘ └─────────┘
[欠点] ↑
・食品添加物の心配 ┐ │解決策として
・栄養バランスが心配│ │
・家族好みの味付けが├─────┘
難しい ┘
●店を持たない料理人の新業態(パーソナルシェフ)
●パーソナルシェフのための有料会員ネットワーク(海外事例)
●パーソナルシェフになるための教育サービス
●パーソナルシェフ定着のポイント
JNEWS LETTER 2002.2.20
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