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国内の過剰在庫交換市場を開拓するオンライン激安問屋の視点
企業が期待するインターネット取引の一つに「過剰在庫の処分ルート」としての活用策がある。既に米国では関連のB-to-Bビジネスは多数立ち上がっているが、日本国内事例となると未だ少ない。これは、在庫品の企業間取引には様々な商慣習の壁が存在していて、それら一つ一つを日本式の方法で解決していかなければならないところに理由がある。
「オンライン激安問屋」という国内サイトは、各企業が抱えている過剰在庫品をインターネット上で流通させることを目的としたB-to-Bビジネスを展開して国内独自のノウハウを築いている。
このサイトを運営する株式会社ラクーンの小方 功社長は93年に独立して健康食品・雑貨の輸入業をスタートさせたが、当時は自身も過剰在庫に悩まされた経験から「過剰在庫の処分方法」をビジネスとして考えるようになる。従来の方法では、各企業の倉庫に眠っている過剰在庫商品は正規ルートで流通させることができず、現金問屋や俗に言う「バッタ屋」に二束三文の値段で買い取ってもらうしかない状況。
そこでインターネットの無時間性、無地域性を生かし、ローコストで素早く売り手にも買い手にもメリットがある在庫商品を流通させるシステムを作り上げることを目標に「オンライン激安問屋」を立ち上げたのが98年秋の話。現在の取引規模は年商3000万円程度と発展途上段階にあるものの、ネット業界のトレンドが“B-to-C”から“B-to-B”へと移行していることもあり、99年後半からは急速に会員登録企業が増加し、各方面から今後の成長が期待されている。
■オンライン激安問屋
●オンライン激安問屋の取引システムの解説
・過剰在庫取引の流れ
・価格決定の仕組み
・カウントダウンオークションの仕組み
●日本市場向けの工夫と対策
●サービスの質と手数料率の考え方
●今後の課題と可能性
これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年5月8日号に掲載された記事のサンプルです。JNEWS LETTER記事を電子メールにて継続受信したい場合には正式購読(有料)手続きをおこなってください。その後、発行されるID、PASSWORDを利用することで過去のバックナンバー1400タイトル以上もすべてWeb上より閲覧可能となります。
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