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JNEWS ビジネスニュース
アクセスピーク対策としての新ホスティングサービスの可能性
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ソニープレイステーション2のネット販売予約のために開設したサイトが、オ−プンまもなくシステムダウンしたが、これは1分間に60万件近い想定外のアクセスが殺到したためだった。この問題はソニーに限らず、無料インターネット接続サービスの申し込みサイトが申込者殺到で一時ダウン、オンラインショップで特売サービスにおけるアクセス殺到によるダウンなど、新サービスの開始直後などに一時的にアクセスが集中することによるサーバー負荷の増大が原因のシステムダウンとしてクローズアップされてきている。この問題は、今後ECが普及進展するにつれさらに増える可能性があり、サーバー運用上、セキュリティ対策と同様に事前の対応が必要だ。
オンラインサービスを新たに立ち上げ、短時間にアクセスが集中することが想定される場合、システムダウンを防ぐためには、予想されるアクセス数に対応できる十分な能力をもったサーバーの設置がまず考えられるだろう。しかし、アクセス集中がサービス開始直後の極めて短い期間に限られることが多いため、ピーク時対応を念頭においたサーバー設置(増設)では、その後の運用面から長期的にみてコスト高になると考えられる。ソニーのような大手企業に限らず、アクセス集中によるサーバーダウンは、SOHOレベルのオンラインショップでも起きる可能性は十分にあり、コスト高なサーバー運用は適切な対策とはいえないだろう。
●サイトアクセスをピークシフトする考え方
●レンタルサーバーとミラーリングビジネス
●設備投資負担を解消するピークシフトビジネスとは
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/2000/200003/20000301_3.html
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<これはJNEWS LETTER 2000年3月1日号に掲載された記事です>
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