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ソフト業界を震撼させるオンライン・ソフトウエアレンタルの波


 高価なコンピュータもソフトウエアがなければただの箱に過ぎない。パソコン市場の成長に伴いソフトウエア業界も成長してきたが、この業界にも大きな転機が訪れようとしている。『アプリケーション・ソフトは自分のパソコンにインストールしておく必要はなくなる』という発想がこの業界に広がりつつある。「パッケージソフトを販売する」という方法から、「必要な時間、必要な期間だけソフトウエアをオンライン・レンタルする」という方法へと時代が移行しているのだ。

 日頃のパソコン作業に慣れている環境ではイメージが沸きにくいが、わかりやすい事例としてネット上で最近人気が高まっているWebカレンダーを利用すると理解しやすい。スケジュール管理ソフトはオフィス内、外出先、自宅、と広範囲で利用できないと意味がないが、そのためには複数のパソコンに同じソフトをインストールしてデータの同期作業を毎日おこなうことになる。

 しかし、ソフトウエアが外部のサーバー内にインストールされていて、情報端末からサーバーに対してインターネット経由でアクセスする方法なら、各ユーザーが自分のパソコン内にソフトウエアを持つ必要がない。これはソフトウエア購入費用を節約できるだけでなく、ユーザー側のパソコン性能に依存することなくソフトウエアの機能を提供できるという大きなメリットがある。

        ┌───●Webカレンダー ───┐
        │・スケジュール管理ソフトウエア │
        │・各ユーザーのスケジュールデータ│
        └────────────────┘
                ↑
                │(インターネット回線)
                │
       ┌────────┼───────┐
       ↓        ↓       ↓
   [会社のパソコン][携帯電話端末][自宅のパソコン]

   ※どの情報端末からも同じソフトウエア機能を利用することができる。

 特定のアプリケーションソフトを外部に置いて複数のユーザーに提供できるようになった背景には、インターネットの普及と共に「アプリケーション・サーバー」の高機能・低価格化が進んだ点があげられる。同サーバー内にアプリケーションソフトをインストールしておけば、遠隔地にあるユーザー側ではWebブラウザー機能を持つ情報端末さえあれば自由にソフトを利用することが可能だ。その際に料金を課金するのか、完全無料で公開するのかでサーバー運営者側のビジネス的な方針が決まることになる。

※例えば、"Day-Timer Digital"というWebカレンダーはサン・マイクロシス
 テムズ社のアプリケーション・サーバー「NetDynamics」を利用して構築され
 ている。

■Day-Timer Digital
http://digital.daytimer.com/
■サン・マイクロシステムズのプレスリリース
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9902/sunflash.990208.2.html

●データベースレンタルの仕組み
 (事例研究:オンラインデータベースの無料レンタル米国サイト)
●レンタルデータベースの収益構造について
●ポータルが狙うWebカレンダーのマーケティング戦略
●イベントの幹事機能を持つWebカレンダーの完成度

<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199910/19991013_3.html
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<これはJNEWS LETTER 1999年10月13日号に掲載された記事です>

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