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印刷業界のインターネットを活用した固定客獲得戦略


 インターネット、パソコン、プリンターの普及により紙媒体で生業を成り立たせてきた印刷業界は岐路に立たされている。電子メールの普及は郵便DMを中心とした紙の案内物を激減させているし、簡単な印刷物なら家庭内や社内にある普及型プリンターでプリントしてしまえば、わざわざ印刷屋に発注する手間とコストを省くことができる。

 しかし実際にビジネスの現場では今後も印刷業者との関わりをすべて断ってしまうことはできないだろう。名刺やレターヘッド、封筒、商品カタログ等、見栄えの良い印刷物を作成する場合には印刷業者への発注が欠かせない。急成長しているベンチャー企業となれば新たに作らなければならない印刷物も多いだけに、印刷業界としては景気の良いインターネット業界からの需要を上手に取り込むことが重要戦略となるはずだ。

 しかし現在の印刷業界は情報化が遅れている。例えば版下原稿を印刷業者に引き渡す場合でも、業者毎に対応可能なフォーマットが異なっていたり、以前に発注した印刷物の原稿がしっかり管理されていないために再度作り直しになったりと、あまりに非効率な部分が多い。ここに着目すれば「インターネット上の印刷屋」と呼べる新しいネットワーク型の印刷業者が大きな商圏を獲得できる可能性は高い。

●印刷会社の B to B 戦略とは・・
●米国先進事例サイトの分析

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https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199907/19990726_2.html
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<これはJNEWS LETTER 1999年7月26日号に掲載された記事です>

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