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提携プログラムを発展させる高機能型・提携リンクに注目
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Webサイトのアクセス数を増やす方法として「相互リンク」という手法が流行った時代から進化して、今では提携プログラムが話題の中心になっている。「提携プログラム=売上増加策」というイメージが強いものの、効果的な提携プログラムの成果は「売上増加」だけに留まらず、様々なWebマーケティングに応用が効きそうだ。
ただし、具体的な提携プログラムの内容や機能は固定化したものでなく、常に進化を続けていくことになる。かつてサーチエンジンのトップに掲載されたバナー広告が一世を風靡して大きなレスポンス効果(クリック率)を生んだが、ネット上にバナー広告が氾濫するようになりユーザー側の興味や注目度は薄れてクリック率は低下した。おそらく同じ現象は提携プログラムがネット上にまん延してきた段階で発生するだろう。
この時間経過に伴う「停滞→減少」傾向を運営者側が打破するためには、常にユーザー側に意外性を抱かせたり利便性を高める斬新なバージョンアップを繰り返していく必要がある。そのためには現在の問題点を洗い出すことから始めたい。
現状の問題点(主役と脇役)
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ユーザー側にしてみると提携プログラムに加盟しているサイトの使い勝手が悪いケースがある。料理のレシピが見たくてアクセスしたサイトで料理器具販売サイトの提携プログラムに加盟している場合で考えてみよう。
確かに「料理レシピを探しているユーザー」と「料理器具販売サイトの見込み客」とは合致する。しかしユーザーはレシピを見たいのであって料理器具を今買いたいわけではない。この場合にはレシピのコンテンツが「主役」であり料理器具のリンクボタンは「脇役」でなければユーザーに失礼だ。
しかしリンクの性質上、1回ボタンをクリックしてしまうと、料理器具販売サイト側に強制アクセスしてしまい、元へ戻りたくても順路を忘れて戻れなくなってしまうことがよくある。これが脇役と主役が入れ替わった瞬間である。
レシピを真剣に探していたユーザーがこの様な経験をすると、それ以降は提携プログラムのリンクボタンには慎重になるだろう。ユーザー側の視点に立ち「主役は常に主役」「脇役は目立ちすぎずに主役を引き立てる」ことがユーザーが使いやすい提携プログラムのリンク機能だ。
●従来型提携リンクと新しい提携リンクの違い
●新しい提携リンク機能の仕組み解説(米国サイト事例)
●米国で大流行する提携プログラムの問題点を考える
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199907/19990701_2.html
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<これはJNEWS LETTER 1999年7月1日号に掲載された記事です>
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