アパレル業界では、オンライン販売で力を付けた業者がリアル店舗を開店させる動きが加速。店舗は商品を売るのではなく、サイズの採寸や試着などを目的としたもので、ネットだけでは対応できない接客を重視している。
オンラインアパレルが仕掛けるオフライン店舗の複合業態

JNEWS会員配信日 2015/6/29

 ネットで月々の定額料金を払うと、コーディネートされた数点の服が毎月送られてくるスタイリストサービスも増えてきているが、カナダのモントリオールを拠点にする「FRNK & OAK(フランク&オーク)」では、紳士向けのスタイリストサービスを、オンラインとオフラインの両方で展開している。

オンラインでは、サイト上で年間20ドルの会員登録をして、身体サイズ、職業、週末のライフスタイル、好きなブランドや色などの項目を指定すると、毎月5点のコーディネートされたシャツ、パンツ、靴などのセットが自宅に送られてくる。
顧客はその中で、気に入った物だけを購入して、あとの商品は返品できるシステムになっている。

このビジネスモデルは、「Stitch Fix」と共通しているが、フランク&オークでは、リアル店舗によるスタイリストサービスも提供しているのが異なる点である。

予約制でスタイリングの相談サービスを行っている他、理髪店とカフェが併設されているのが特徴で、3業態をセットにした店舗となっている。男性向けのファッションコーディネートと理髪サービスとの相性は良いという着眼で、カフェも「Stumptown Coffee Roasters」というコーヒーチェーンとの提携によるもの。ただし、店舗のスペースは決して広くはない。

この業態であれば、従来からある理髪店やカフェの中に、オフライン店舗を間借りすることも可能であり、ローコストで各地に店舗を増やしていくことができる。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて



この記事の完全レポート
JNEWS LETTER 2015.6.29
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。
※JNEWS会員のPASSWORD確認はこちらへ

この記事に関連したバックナンバー
人工知能とスタイリストによるパーソナルショッピングの形
消滅していく年末年始バーゲン商戦と消費者の新たな購買行動
人気が急上昇するアパレル衣料のパーソナルコーディネート
身の回りの買い物をアシストするパーソナルアシスタントの役割
モテ男を育成する婚活市場からみた理容店と美容院の明暗
セラピストの独立開業を支援するサロンオーナービジネス
※バックナンバー用ID、PASSWORDを入力してご覧ください。

  (ビジネスモデル事例) / (トップページ) / (JNEWSについて)

これは正式会員向けJNEWS LETTER(2015年6月)に掲載された記事の一部です。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料による情報提供をメインの活動としています。 JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。

JNEWS LETTER 2週間無料体験購読

配信先メールアドレス

※Gmail、Yahooメール、スマホアドレスの登録も可
 
Page top icon