JNEWS会員配信日 2015/11/8
最近では、会社の職場でも「スーツにネクタイ」という定番のスタイルが崩れてきていることから、男性も服のバリエーションを増やしていく必要が高まってきている。しかし、女性は「服を買うこと」自体を楽しめるが、男性は「自分に似合う服を買うことが難しい」と考えている傾向があり、衣類の買い物をすることが苦手だ。
そのため、自分で服を選ぶ必要がないコーディネート型の販売モデルが伸びてきている。
米シカゴで運営される「Trunk Club(トランククラブ)」は、自分のサイズ、好きなファッションスタイル、服の用途(ビジネス、プライベート)などを指定すると、スタイリストが160ドル〜350ドル程度の予算で、シャツ、上着、パンツ、ベルト、靴などのアイテム(10〜15点)をすべてコーディネートして、1つのボックスに詰めて発送する。利用者は自宅で試着をして、気に入れば丸ごと購入しても良いし、気に入らないアイテムだけを返品することもできる。
Trunk Clubのビジネスモデルは、2013.10.5号で紹介したことがあるが、その後2014年には、米高級百貨店のノードストロームが 3億5,000万ドル(約370億円)で買収している。百貨店にとって、洋服にある程度の予算をかけられる男性は非常に欲しい客層で、Trunk Clubはそれに該当する固定客を大量に獲得していることが、高額での買収に結びついた形だ。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●生活分野で成長するサブスクリプション業界
●習慣性の高いコーヒーのサブスクリプション販売
●アレルギーフリーの食材を探す潜在顧客層
●固定客として定着しやすい男性の購買特性
●既存ストアーが導入する定期購入サービスの仕組み
●サブスクリプション機能のプラットフォーム開発
●身の回りの買い物をアシストするパーソナルアシスタントの役割
●フリーの客を優良顧客へ誘導するサブスクリプションの重要性
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2015.11.8
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